なでしこのために

みずから問い、考える女性のためのよみもの

最近読んだ10冊を紹介。『言葉の展望台』『解像度を上げる』ほか vol.001

この記事では、読書歴20年の筆者が、『野原たんぽぽの読書リスト』から最近読んだ10冊を、コメントとともに紹介します。

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『お金のために働く必要がなくなったら、何をしますか?』
エノ・シュミット、山森亮、他/光文社新書
『お金のために働く必要がなくなったら、何をしますか?』
エノ・シュミット、山森亮、他/光文社新書
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野原たんぽぽ
「もしもお金のために働かなくてよくなったら…私は何をするだろう?」
こんな究極の問いに向き合わせてくれる一冊でした。

全体としてはベーシックインカムについて書かれた本です。このトピックについて手っ取り早く知識を入れたい方にもオススメです。

『池上彰の教養のススメ 東京工業大学リベラルアーツセンター篇』
池上彰、他/日経BP
『池上彰の教養のススメ 東京工業大学リベラルアーツセンター篇』
池上彰、他/日経BP
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野原たんぽぽ
「すごい…すごい…この本を中学生のときに読みたかったー!」と武者震いさせられた本。
勉強観が根底からぐらりと揺るがされる体験。
ポップなノリで使われる“教養”を説いた本ではなく、“本当の学びとは何か?”ということを池上彰氏と東工大教授陣の対話形式で教えてくれます。読後は、果てしない知の森へと誘われたかのよう。

『ぼんやりの時間』
辰濃和男/岩波新書
『ぼんやりの時間』
辰濃和男/岩波新書
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野原たんぽぽ
ただひらすら「ぼんやりする時間」の価値を説いた、のほほんエッセイ。効率や生産性のみを追い求める風潮に、疑問符を投げかけます。
1930年に生まれ、様々な時代を見てきた著者の辰濃さん。急速に変化していくこれからの時代には、こういう文章を書いて効率重視主義を諌(いさ)めてくれる人は、もう現れないかもしれません。
【中古】ぼんやりの時間 /岩波書店/辰濃和男(新書)

『言葉の展望台』
三木那由多/講談社
『言葉の展望台』
三木那由多/講談社
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野原たんぽぽ
とっっっっても面白かった…!
大阪大学大学院で、言語哲学の講師を務める著者。あるある!と頷いてしまうような、誰もが日常で「あれ?」と感じるシチュエーションを切り口に、難解なイメージのある言語哲学の世界へと、読者をかろやかに導いていきます。
この本の元となったのは、『群像』誌に筆者が寄せていた同名の連載です。

『中央公論2023年1月号 効率主義の教養は本物か』
中央公論編集部
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野原たんぽぽ
『ファスト教養』、『ファスト映画』などの本がいま売れています。
「教養を効率化していくことは、いいこと/悪いことなのか?」そんな問いに向かって、さまざまな論客が檄(げき)を飛ばします。個人的には教養はじっくり育てていくものだと考えているので、この特集はとても興味深く読みました。

『解像度を上げるーー曖昧な思考を明晰にする「深さ・広さ・構造・時間」の4視点と行動法』
馬田隆明/英治出版
『解像度を上げるーー曖昧な思考を明晰にする「深さ・広さ・構造・時間」の4視点と行動法』
馬場隆明/英治出版
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野原たんぽぽ
「しっかり説明したかったのに、あそこでふわっとしたことを言ってしまった…」
誰しも、そんな経験をしたことがあるはず。本書はそんなお悩みを一刀両断。タイトルの通り、思考の「解像度を上げ」、明晰に物事を語るにはどうしたらいいかを丁寧に教えてくれます。
彼の本棚にあってこっそり読んでいましたが、とても良かったので譲ってもらったほど。(笑)

『Obsidianでつなげる情報管理術』
Pouhon/電子書籍
『Obsidianでつなげる情報管理術』
Pouhon/電子書籍
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野原たんぽぽ
さまざまなアイデアを、どうまとめ、いかに活かすか?そんなことを考えたときにたどり着いたのが、“Obsidianというメモソフト。
こちらの書籍ではObsidianでのアイデア管理の方法に加え、「メモの重要さ」を懇切丁寧に教えてくれます。その部分だけでも充分に読む価値あり。
Kindle Unlimitedで読めます。

『BRUTUS 2023年1月号 それでも本を読む理由。』
BRUTUS編集部/マガジンハウス
『BRUTUS 2023年1月号 それでも本を読む理由。』
BRUTUS編集部/マガジンハウス
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野原たんぽぽ
本を生業とする人から、全然違う分野の人まで。
十人十色の「それでも本を読む理由」を読めるので、読書好きは仲間と話しているかのようで楽しい気分で読めると思います。
選書も面白くて、読みたい本リストが膨れ上がってしまうかも…?(笑)
BRUTUS (ブルータス) 2023年 1月15日号 No.976 [それでも本を読む理由。]

『一般論はもういいので、私の老後のお金「答え」をください!』
井戸三枝/日経BP
『一般論はもういいので、私の老後のお金「答え」をください!』
井戸三枝/日経BP
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野原たんぽぽ
資産運用について学ぶために手に取った一冊。
「老後のお金」がテーマなこともあり、ひたすらiDecoを推していただけます。(笑)
ただし、あくまで初心者向けの本。初歩の初歩を教えてくれるものなので、資産運用の知識が豊富な方には必要ないかも!
10
『サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット』
モーガン・ハウセル/ダイヤモンド社
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野原たんぽぽ
人気インフルエンサー、ふね(@Yukifunese)さんのブログ記事『お金持ちに共通する「思考パターン」とは?【サイコロジーオブマネー】』を読み、ずっと気になっていた一冊。
お金と向き合う上で、ほんとうに大切なコアの部分だけ!を抽出したような内容です。
読後は何があっても堅実に、明るくお金と付き合っていこうという前向きな気持ちに。

あとがき
何か気になる本はありましたか?

「最近読んだ10冊」、自分の頭の整理にもなって楽しいので続けたいと思います。
今回は純粋に読んだ順に紹介しましたが、次からはよかったものだけを取り上げますね。

お読みいただき、ありがとうございました。

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