記事の目的
この記事では、慶應通信生である著者(2023年度入学)が、2023年度に取り組んだ「保健衛生」の科目についてレビューを書きます。
このシリーズは「私がどのように取り組んだか」という記録であり、学校の規則違反にあたるような情報は書かないように注意しています。ゆえに、真新しい情報には期待せずご利用ください。
レポートについて
課題の内容(ぼかし込み)
2つの指定された病気について、それぞれ2,000文字・計4,000文字で課題文に基づいて要約する課題(2023年度)。
反省
私は大学に入学して初めてのレポートということでとても意気込んでいました。
レポートにはより専門的な学術書を使うべきだと考え、信濃町にある慶應医学部の図書館、「信濃町メディアセンター」まで、レポート完成まで何度か足を運びました。
これについては、いいこともあった反面、よくなかったこともあります。
# 医学部図書館まで行ってよかったこと
- 文献の探し方について、多くを知ることができた
(医学系の資料はとても体系的に管理されているため、番号を調べ、探しにいく過程などがとても参考になった) - 医学部の人たちがどれだけ緻密に、そして大量に勉強しているのかが身に沁みた
# 医学部図書館まで行ってよくなかったこと
- 文献が「専門的」すぎて逆に評価されなかった
- ここ数年で医学雑誌などはほとんどWeb化されている上、それらへのアクセス権は医学部生にのみ付与されているため、最新の情報のいくつかには触れることができなかった
→この場合、国立国会図書館まで行って医学雑誌の情報を複写して帰ってきました。
レポート結果
1回目:不合格・2回目:合格
初めてのレポートが不合格、しかも医学部や国会図書館まで行ってヘロヘロになっていたので応えました…笑
1回目の講評では直す部分について明瞭に指摘されていたので、その部分だけを直し、文字数を2,000文字以内に抑えて再送。
2回目は「前の指摘部分については直っているため、よしとします。しかし、文字数が大幅に超過していると思います。2,000文字指定でこんなページ数になるわけがありません。文字数は普通、最後に記載してください。お情けで合格とします(誇張あり)」というかなり危うい合格でした。
ただし、私は文字数も記載していたし、文字数も超過していません。何度も文字数カウントして確認しました。
敗因は、参考文献の使いすぎ(20冊使った)と、文字数を文末ではなく、文献リストの後に記載してしまったことだと思います。文献リストが大量にあって、そんな後ろにポツンと書かれてたら、忙しいから先生も見落としますよね…悲しい。
あと、周りの一発合格者を見ると、誰も医学部の図書館なんて行っていないし、どうやら街の図書館や、インターネット(!)で情報を得ていたようです。
確かに、この科目の公式な参考文献には『きょうの健康(NHK出版)』と書かれているんですよね。レベル的には、このくらいのレベルのものでいいのだと思います。
医学部図書館では逆に、『きょうの健康』レベルの文献は手に入らないのでお気をつけて…笑
ポイント📍 気合いの入れすぎ注意
科目試験について
保健衛生の科目試験については、以下のようなことがわかるのみでした。
- 過去問が一切未公表
- どのような形式で出るのか不明
- 専門性の高い項目まで覚えることは求められていない(2023年度情報)
どのように勉強したか
おもな勉強法:教科書の暗記
保健衛生は私にとって初めての慶應通信での科目試験でもあったので、勉強に関してはかなり手探りでやっていました。採用したのはとてもアナログな方法です。
具体的な方法
①まず、赤系の蛍光ペンで、覚えておくと良さそうな単語に線を引きながら一読します。
②100円ショップでカラー下敷き(青、緑)を購入し、赤くマーカーした部分を隠しながら、高速で教科書を読んでいきます。
③テストの直前まで、私はこれを4回ほど繰り返しました。
キーポイントとなってくるのは、「赤の蛍光ペンでどこまでマーカーするか」「何回教科書を回せるか」だと思います。
私は、記述でも穴埋めでもどちらでも対応できるようなマーカーの引き方をしていました。
「これは記述の問題として問われやすそうだな」と思えば長めにマーカーを、「これは記述になるはずはないが、覚えているか問われそうだな」と思えば、その項目のみにマーカーを。
毎回出題者が違う可能性もあるがゆえ、どのような問題形式が出るかは当日まで分かりません。
これ以上はテスト内容に触れる投稿となってしまうと思うので、ご自身で試行錯誤をしながら、色々情報収集してみてください。
結果
合格・評定S
よかったこと
- どのような形式の問題が来ても答えられるように準備していたこと(科目試験)
- 信濃町にある医学部の図書館へ足を運んでみたこと(レポート)
- それによって大量の医学雑誌に触れられたこと(レポート)
悪かったこと
- レポートに文献を使いすぎたこと(レポート)
- 文献はもう少し簡単なものを選択すべきだったこと。街の図書館でも探すべきだった(レポート)
- レポートの文末につける文字数は、参考文献の前、文章が終わったすぐあとにつけるべきだったこと(レポート)
- テスト勉強のやり方がアナログすぎて、準備に時間がかかってしまったこと(科目試験)
→今同じ試験を受けるなら、iPadを使用してもう少し効率的に勉強をすると思います。
そもそもこの科目を学べてよかったこと
- 教科書では、主に日本人がかかりやすい代表的な病気を広範に扱っている。
- その病気の病態・治療法・予防法について知ることができたことは、今後どんな病気にかかるかわからない人生において、とても助けとなってくれた。
- 周りの人間(家族、小さい子)に対しても、今までより的確なアドバイスができるようになった。
- レポートで扱った病気2つも、「流行している感染症」「日本人の国民病」であったため、それらに出くわさないようにはどのように過ごすべきかをしっかりと考えることができた。
- レポートは厳しい採点であり、はじめから調子に乗るようなことがなくてよかった。
以上
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